―おもしろそうな依頼があったので当選を狙ってみた

椿「最初は私が入る予定だったのにー！」

―だってあなた幸運度足りなかったじゃないですか
―というわけで同じく積極的なキャラということで空で予約しなおしたのだけども
―人見知りのゴーストとか
―なんというか、説得して友好的に成仏させたいゴーストだ、でもきっと倒さないと解決しないんだろうなー

彩香(黒)「残留思念の塊から生まれたゴーストに説得は無意味よ」

椿「うわ！？居たの！？相変わらず影の薄い子ね…」

―あれ、なんでいきなり黒彩香なの？
―ちょっと椿さん席をはずしてもらえないかな

椿「なんで？」

―どうしても、聞いてくれないと依頼いかせないよ！

椿「何よその権利濫用！？まあいいわ、よくわからないけど」

―…さて、何か用があるんだと思うけど

彩香(黒)「ご名答、私今怒ってるの、分かる？」

―やー、なんか急に気温が冷えたと思ったらそうだったのかー

彩香(黒)「なんでソラが依頼に参加してるのかしら？危険なことはさせないっていう話じゃなかった？」

―だってソラが行きたいって言うから

彩香(黒)「もしも怪我をしたらそのときは氷に閉じ込めて東京湾に沈めてやるわ…」

―ちょ、目がマジなんですけど…！？

彩香(黒)「マジだもの」

―ちょっとソラに対して過保護すぎやしませんか

彩香(黒)「悪い？」

―わー、開き直ってるー
―過保護すぎると本人の成長を妨げると思うんですよ！
―ソラが経験をつんで強くなれば二人で背中を預けて一緒に戦えるってものよ
―それにほら、レベル上がれば戦争になったとき重症になりにくくなるし！

彩香(黒)「…一理あるわね…ただし重症になるようなことがあったらその度に冷凍刑だからね」

―ハイ

―あー、そういえば、ソラが強くなるとアルがソラを守ってフラグを重ねる機会がなくなってしまうなー
―まー…、なんとかなるかなー…