―まず睦月さんはシンプルに折り畳み式薙刀です
椿「折り畳める以外は普通なのよね
あの子、無口な不思議系と思わせといて結構住む世界も普通だし
なに考えてるかわからないど」
―家柄とか因縁とか、そういうのが全くないからね
―超人ちっくな展開とは無縁で別要素で攻めてみようと思ったキャラなので
椿「どこに攻めるのよ…
で、私のが退魔刀の参式
これも名前がシンプルね」
―意味深な名前をつける理由がなかったからねえ
―しかし設定は濃厚なのだ!
―まず、苻術を代々伝えてきた桐崎の一族の特性が関係しています
椿「桐崎家は元々苻術と魔剣のハイブリッドなのよ
ご先祖様は魔を退ける仕事をしてたと聞くわ」
―そしてこの退魔刀は代々の当主の内でも
―特に過去に名を上げた人物が使っていたとされるものなのです
椿「現存してるものこそ少ないけど、割と何本もあったらしいわね
力が強い人の愛剣ほど残ってるわ」
―退魔の力が強い人が長年使った道具はそれ自身が力をもつようになって劣化しなくなる
―という設定です
―さらに悪さをするゴーストを多く斬ってきたこともありぶっちゃけ妖刀の類です
椿「妖刀っていっても適性のない人が使っても
ナマクラ程度の切れ味しか出ないってだけなんだけどね」
―椿のひい爺さんもかなり強かったみたいだけど、愛用の剣は退魔刀になったのかな
椿「いやー、曾祖父の武器は壱式だったし
祖父と同じで初代の刀使ってるから新しいのは生まれようがないわ…」
―初代の力の強さに加えて治癒苻と相性が良い宝剣ということもあって
―壱式は人気なんだよね
椿「強い人が強い武器を使えば鬼に金棒だもの
わざわざ違う武器を愛用する人でも出ないと新種は無理じゃない?」
―椿さんのは三代目が使ってた参式だね
椿「今うちで管理してるのは、壱式、弐式、参式、質(7)式、拾式の五本よ
他は全部壊れたって聞いてる
あて、一番番号が新しいのは103代目の拾伍式らしいわ
他は大体が既存のものを使い回してたんだって」
―103代目でやっと拾伍式か
椿「最初の三代目までが化け物だったのよ」
―椿さんのお兄さんは何代目になるんだっけ
椿「124代目よ
軽く千年くらい歴史があるからねえ
縄文くらいの時代から続いてるのかしら」
―千年前はまだ鎌倉とかそのくらいだと思うよ
椿「そうだっけ?まぁ細かいことはいいわ
ともかくこれでイグカも揃えば私も本格稼動ってワケよ♪
星の方よろしくね」
―善処します
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追記
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―あ、ちなみに
―肆(4)式、玖(9)式の2本は
―過去の戦乱の中で「紛失」となっているのでどこかにあるという裏設定も
―他には実は零式がどこかにあるとか
―本当は100以上存在していてどこかに特殊な能力を持った百式があるとかないとか
―まあ特に活かすつもりは無いのだけども
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